2009年12月アーカイブ

未来をつくる君たちへ

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『未来をつくる君たちへ~司馬遼太郎作品からのメッセージ』

立花隆、松本健一、関川夏央 著

 

小学生くらい向けにつくられた本だと思う。

これを読むチャンスがある子供は幸せだと思う。

でももしかしたら、いま、30代で読むからいいのかもしれない。

本の中で、情報を英語で受信するのと日本語でしか受信できないこととの圧倒的な違い、のような

件がある。

日本の第二次大戦前、大戦中は第二の情報鎖国の時代だったという。

国民は短波放送を聞くこともできなかったらしい。もっとも短波放送は英語が主だったので

内容がわかる人でないと意味がない。

短波放送を聞くことを禁止されている中で聞いていたごくわずかな日本人、それが昭和天皇だったそうだ。

彼は英語が理解できたので、日本が戦争で劣勢であることもラジオで聞いて知っていたのだそうだ。

作者のひとりは、英語を勉強することの必要性のひとつの例としてこの話しを書いていた。

「他人のいうことを鵜呑みにしない」ことと「沢山情報を入手すること」

「情報を正しく理解すること」

どれもこれも、抽象的で考えているうちにわからなくなってしまうが、

自分の普段の生活に具体的に置き換えれば、そんなに難しいことでもない。

魑魅魍魎のこの世界を生きていくのに、学校以外の"勉強"がとても大事だ、と本にあるが、

どういった勉強なのか、は言及がなかった。

それは自分で考えなさい、ということなのか。。。。。

 

ドラッカー入門

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今日はこれです。

『ドラッカー入門』万人のための帝王学を求めて

上田惇生著

 

日々会社でサラリーマンをしていると、学生の頃に思い描いていた

仕事のできる人たちとの切磋琢磨なんていうのはまるでおとぎ話の世界だけなのでは・・・

なんて思わず思ってしまう環境にかまけて、つい近視眼的な思考回路に陥りがち。

でも、この本を読んで、やはりそうじゃないと思える。

自分自身について勇気やヤル気がわいてくる。

しかも、長年の翻訳者自らの著書なので、ドラッカーさん本人の翻訳本より数段キレ味がよく

なにしろ読みやすい。ドラッカー著書よりドラッカーさが伝わってくるのだ。

 

悲しいかな、人間読んだそばから内容を忘れる。

だからまた読むと初めて読んだみたいにまた面白い。

こういう本を教科書というのだろう。

プロフィール

望月アーモンド♀ 会社員。
趣味はアレコレ考えること。
読書・活字好きだが、読むのは早くない。
TVはあまり見ない。映画はたまに観る。
ビールは結構飲む。仕事が好きだけど、突然解雇されたらどうしようかと時々不安になるが今のところ良い解決策は見つかっていない。
今気になっていること:電子ブック

カレンダ

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