タイトルにドドーんと本のタイトルをダイレクトに入れたら、どうなのかな、そのまま結構検索でひっかかってしまったりしちゃうのかな・・・そんな取り越し妄想をしながら書き始めました。
望月アーモンド。こんな名前ですが日本人ですよろしくお願いします。
人はなんのために本を読んだり、活字を追ったりするのでしょうか。
そんなことは考えなくても良いのかもしれませんが、ワタクシのような小市民は、
そうですね、良い本はつい人に薦めたくなったり、少しだけ読んだことを自慢したり、その本に関係する本を次に読んでみたり。とにかくexternalに影響していくことを志向してしまう傾向にあるようです。
しかもこんなカタチで不特定多数の方に読んでもらえるかもしれない場を与えていただいたからには
読んだことを伝えずにはいられない、血が騒ぎますので、気持ちが赴くままに完全に自己満足の世界でこのページを埋めてまいりたいと思っております。なにしろ自己満足ですので、このページに立ち寄られた方になんのメリットもはたまたお役にたてることもないとは思いますが、もし万が一でもうっかり参考になれば幸いです。
書評なんぞはおこがましく、またプロフィールにも書きましたが、速読家でも多読家でもございませんので、あくまでも徒然と読んだ活字にまつわるアレコレを綴らせていただければ幸いです。
何を隠そう、自分のために、自分の備忘録のために書くのかもしれません。そしてそれを書くためにさらに飽くなき活字への追求?!を深めていくことができればもう言うことはございません。
前置きが長くなりましたが、
『東京大学のアルバート・アイラー』菊地成孔+大谷能生
今回はこちらです。
この本、本屋でたまたま出逢いました。私の人生の2009年には多くの影響を与えてくれた本です。
タイトルがキャッチーで、一目ぼれです。
作者の方のことも名前以外も知らないのになぜか好印象を抱いていたことも購入動機の大きな一つだったかもしれません。
ちょうど、日本語でJAZZについて書いてある本を読みたいと渇望していたものですからなんというナイスタイミング。
こちらは前編、後編というような感じで2冊組みでありまして、
先に"東大ジャズ講義録・歴史編" がきます。
これがとにかくズンズン読める。最高にオモシロイとしかいいようがありません。
この、菊地さんが話して、大谷さんが文章化する、もしくは大谷さんが最初から文を組み立てるというか、これまでの講義録というものの概念を考え直すきっかけとなった本ですね。
口語体と文章は違うという当たり前なことを実にさらりと融合させてオモシロくなっていますの。
脳が喜んでました。
菊地先生のblogも好きです。
会社の昼休み、まったく脳が刺激されない、TV番組から逃げるように菊地先生のblogに
入り込むと解放されます。救われます。ハイ。
菊地先生の新宿グルメ紹介も好きです。実際美味しいのです。