2010年2月アーカイブ

企画書は1行

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『企画書は1行』 野地秩嘉

 

この方の書く文章は私にとってすごく読みやすい。

以前、JALの機内誌をボーッと読んでいて、オモシロイなあと思ったコラムの

書き手をみたらこの人でした。

この本もポンポン読める。

できる限り短く。思いを込めて企画書を書く。

という趣旨のこの本、仕事にも本当に役に立つ。

報告書やプレゼン資料もこの要領でやっておけば間違いないのであります。

1行の企画書自体がちょっとした宇宙なのではないかしら、と思わせるような内容で

オモシロイ。

なぜかわからないけど、元気がでてくる本です。

 

シャネルとストラヴィンスキー

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『シャネルとストラヴィンスキー』クリス・グリーンハルジュ著

 

読む前に予想していたのは、30歳代後半の二人なのでもう社会的名声を得たあとの出会いだし、シャネルのいるモード界とストラヴィンスキーのいる音楽界がもっと

描かれているのかと思ったのだけど、読み始めたらひたすら、

二人の主人公の心の内幕を綴ったものだった。とにかく二人の内面的な描写。

基本的に不倫の話しなので重かった。

作者が詩集を出しているだけあって、

また舞台がフランスということもあって描写にときおり詩的なものがおりまぜられていたけど、

良かった!とすごく人に薦めるほどの本ではないな、

と思っていたら、

最後の5ページくらいから最後についている二人のクロニクルが数ページ続くのだがこれが面白い。

クロニクルの書き方が上手いのだろう。

映画は観なくていいかな、と思っていたけど、衣装担当がカール・ラガーフェルドと知り、こちらもにわかに見たくなった。

ココを社交界に連れ出した女性、ミシア・セールについて興味がでてきた。本の中ではストラヴィンスキーのあまりよく思われていない女性として描かれていたので魅力を感じなかったが、クロニクルに紹介されていたのを読んでにわかに興味をもった。

この本はクロニクルだけでも読む価値あります。

 

 

 

プロフィール

望月アーモンド♀ 会社員。
趣味はアレコレ考えること。
読書・活字好きだが、読むのは早くない。
TVはあまり見ない。映画はたまに観る。
ビールは結構飲む。仕事が好きだけど、突然解雇されたらどうしようかと時々不安になるが今のところ良い解決策は見つかっていない。
今気になっていること:電子ブック

カレンダ

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