そもそも「ヨガ」という言葉の意味は何でしょう。
ヨガという言葉は古いインドの言葉で、
「つながる」という意味になります。
「つながる」ということは、一つでは成り立ちません。
AとBがつながる、というように二つ以上のものが必要です。
では何と何がつながるのでしょう。
まずは「自分自身」と。
ヨガでは、本来の自分とつながっていないと、
病気になるという考え方をします。
自分の本音より、社会の常識や、まわりの人の声を優先していると、
ストレスがたまりますね。
ストレスというものが様々な病気を引き起こす原因になっていることは、
現代の医学でも言われていることです。
自分は何がしたいのか、
誰と一緒にいたいのか、
何が食べたくて、どこへ行きたいのか。
自分の本音を聞くことはとても大切です。
ではどうすれば自分の本音を聞くことができるでしょうか。
本来の自分とつながるために、ヨガの練習はあります。
しかし、いきなり「本来の自分(の心)」を見るのは難しいかもしれません。
そこでヨガでは「自分(心)の声」より具体的で簡単なもの。
そして心と強くリンクしている「呼吸」に注目し、呼吸法の練習をしました。
しかし、それよりももっと具体的なもの「体」を見る方が簡単です。
そして呼吸は、体を使って行われるもの。
そこで体を動かし、自分の体を観察しました。
それが、あのヨガ独特のポーズです。
自分の体が今どうなっていて、何を感じているのか。
そしてどんな呼吸をしているのか。
「見る」練習をして、「知る」こと。
それがヨガの練習の目的の一つです。
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