2010年1月アーカイブ

何気なくPCの画面から目を窓の外に転ずると大きなクレーンがゆっくりと動いている。40～50Mはある大型クレーンが２基、角度を変えたり、回転したりしながら建築資材を吊り上げ、所定の位置に移動させているのでしょう。見あきない光景、ボーッと見ているだけであっという間に時間は経ってしまう。

私の自宅から歩いて数分のその工事現場は確か旧大蔵省の集合住宅跡地、古い低層の集合住宅が建っていたものが取り壊され、大きな更地になっていたのを見たのは一年くらい前だったか。あの広大な土地も国の借金返済のために払い下げて、民間デベロッパーの手で開発されるんだなと思っていた。

と言うのも都心から30分のJR駅に近いこの地区は駅前の大学、商業施設の周りが住宅地として非常に便利な立地にあり、まあまあのクラスのマンションがどんどん建っているからでした。すでに駅南口の広大な地区（元ニンジン畑）も市の巨大再開発の事業が始まっている。

あの広い旧大蔵省官舎跡地にどんな高層建築が出来るのか情報を求めて現場近くに行ってみた。大きな建築計画の看板には『公務員住宅建設工事』と書かれていた。（敷地15,000㎡、建築面積4,400㎡、延建築面積26,000㎡、推測するに6階建て300戸くらいか）

ウーム、公務員住宅か。駅から5分程度の好立地に高層の公務員住宅。経済合理性やそこに公務員住宅を造る必然性は財務省内で討議され、決裁されたのでしょうが、どうにも腑に落ちない。国家公務員住宅を辺鄙な地区に作れと言っているわけではないのですが、多分財務省が劣化した低層の公務員宿舎を先例に則り、新築、再開発計画を作り、国会の承認を得たのでしょう。今の時代に付加価値のある固定資産を有効に運用しようといういう考えは財務省には無いのかね。国有財産の処分で財源確保を図ろうよ。政権が代わって財源確保が叫ばれているのに、財務省の役人は政権の持つ課題解決に当ろうとは考えていないようだ。この再開発情報は正しく開示されたんだろうか？近くに住む私も看板を見るまで知らなかった。

疑問がわきます、今までは地元の議員も自民党でしたが、今度は民主党の議員です。もっと足元の問題を国政レベルに移す必要がありませんか。まあこの計画は昨年夏の選挙前に決まった話でしょうが。今回の建築計画の大義名分は景気の下支えの『公共工事』なんでしょうか。

長引く不況のこの時代、公務員は良い就職先と言われるのも分かるような気がする。

ちなみにクレーンの手前に写っている6階建ての建築物は民営化直前に完成した郵便局の職員住宅です。郵便局の新築工事に併せ職員住宅も同じ敷地内に作ってしまいました。

役人天国、ニッポン。

日曜の午後、TBSラジオファンの私は爆笑＋友近の番組を聞きながら過ごした。

16時からは今週末からの封切映画『おとうと』のパブで吉永小百合が出演した。爆笑の二人も友近も初めてお目に掛るらしく結構長い緊張の時間が続いた。

話が野球に及び、彼女の話を聞いて今までそんなに好きではなかった彼女がとても愛らしく、大好きになった。

彼女は父の影響もあり大のジャイアンツファンだったとか。それが現在アンチジャイアンツになった理由はあの江川の『空白の一日』～小林とのトレードだったと言う。（先週はあの小林サンも亡くなってしまいましたが）

私も一緒なんです。長嶋さん、王さん、当時ヒーローでもあり、大好きなお二人がこんなことで江川の入団をを許すとは信じられなかったのです。

もっと吉永さんを好きになったのは、その年に出来たばかりのチームの西武を応援することになったとか。その後に清原、桑田のジャイアンツ入団の経緯が有ったんですね。彼女はジャイアンツに裏切られ、西武に入団した清原を応援し、何度も球場にも応援に行ったことは私でも知っていた。

今回びっくりしたのは清原が日本選手権も制し、プロ入団年数も重ねた後にジャイアンツに入団したいと言ったのに吉永サンに火がついたらしい。

あなたをあの時裏切ったジャイアンツにあなたは入りたいのですか？あなたに似合うユニフォームは縦縞のあのタイガースではないの？という手紙を清原君に書いたそうです。

結果、清原君はジャイアンツに入り、最後は最悪な辞め方をせざるを得なかったんですね。

吉永サンの変わらぬ意思、頑固ともいえる思いを新たに感じさせられました。

映画俳優としての変わらぬポジションを築き、維持している姿を再確認させていただきました。

正月休みも今日まで、明朝の得意先の年始会から私の仕事は始まる。

JIZOのブログで何を言っても小沢さんには届かないのだろうけど今年の政治、経済のムーブメントが心配で仕方がない。

昨年の夏、民主党は計算通り（？）の大勝、バカ殿様を戴いた自民党のオウンゴールっぽいところは否めませんが。私は結果を見てわが目を疑いましたよ、まさかこんなことが起こるなんて。

私が20歳で選挙権を得てから40年以上、私が投票する政党が政権をとれるなんて思ってもいなかった。私から見て若い世代も年寄り世代も自民党がうまく掬いとって、なんだかんだ言っても日本の総合的強さは自民党かなと思ったこともあったくらい。

政権交代がフツーのかの国では政権誕生後3カ月はマスコミも新政権批判は抑えめ、かと思ったら私が毎日読んでる朝日新聞は結構厳しい追及をしています。個人献金問題は言われても仕方ないですけどね。

でもこのところ権力の二重構造が誰の目にも明らかになってしまいましたよね。小沢さんが来年度予算の陳情を民主党幹事長室に一本化させると言って、それをまとめ『国民の声』だと言って政府に予算要求しましたよね。

オイ、一寸待て。どこが国民の声だ、私の声はどこに反映してるんだ。私の代弁者は誰なんだ。

細野何とかというちょっと前にモナとスキャンダルを振りまいた奴が小沢サマのお気に入りで幹事長代理、エラそうになんか言ってるのも理解できない。もっと謙虚に生きろよ。

小沢さんは『民主主義は選挙』、『政治は選挙』と胸を張って仰る。自らを選挙のプロと仰る。

将にその通り、戦後の民主主義教育を受けてきた我ら団塊世代が還暦を過ぎた位ですから数に優る事の大切さ、それが民主主義の奥義だということは弁えているつもりです。

でもね、私たちは幹事長サマに怪しさをイッパイ感じてしまうのですよ。幹事長サマのノウハウで今年の夏の参議院選挙で民主党が大勝し、単独で過半数でも取ってしまったら何かおかしな事が始まるような気がするのです。これはたぶん私だけではないと思います。

かといって永年の与党ボケ、昨夏衆院選大敗ショックからほとんど立ち直りの気配さえ見せず、存在価値を無くした自民党にその代役は務まる訳は無い。

心ある民主党の皆様、現在の二重構造を変えないと絶対にマズイですよ。

小沢サン、選挙のプロを自任するあなたが衆参両院で過半数を取れたらどんな素晴らしい社会を実現しようとしているのか私たちには見えません。先が見えない、そんなリスクの高い政党に投票するわけないでしょ。この夏は特にです、何十年も衆参両院の過半数を制してきた自民党の悪行を何十年も見せられてきたのですから。

鳩山さん、リーダーシップが無いのか、謙虚なのか、頭が悪いのか良く分かりませんが、あなたが民主党総裁ですよ、内閣総理大臣ですよ。

私はあなたがリーダーシップを発揮し、世界と日本の未来を語り、実現に向けて共に生きようという言葉を信じて投票しました。

私は政権発足から1年は何も言わずに静観するつもりでしたが、半年後に迫った参議院選を直近の課題に様々な政策が決定され、ニッポンとして外交、経済の中長期な課題が疎かになるのが恐ろしい。

選挙のプロの小沢サマには全てを語って欲しい、それが私たち国民に受け容れられなければ潔く退場してほしい。それが今年の夏の選挙なのか。それでは遅すぎると思うのだが。

このまま終わるのも達成感が無いので民主党のHPから投稿コーナーを探してコピペしました。

★民主党へ「ご意見・ご感想」をお送りいただき、誠にありがとうございました。

という自動のお返事をいただいちゃいました。

小沢さんから返事が来たら公開します。（そんなことは有る訳ないけど！）

  東京湾の一番奥、習志野の防波堤で初日の出を迎えました。

6時に車で家を出て10分、家族連れや決意を秘めた（？）カップル、ジョギング中のアスリート系の人々が数百人集まっています。

幕張の高層ビルの右側が白んできました。

そして6時56分低い雲の間から太陽が顔を出しました。

2010年のスタートです。

振り返れば西の空、都心のビル群のはるか後ろには富士山。（解像度悪し）

世界の『平和と繁栄』のために一人ひとりが何をすればいいのか、何をしてはいけないのか。

冷気の中でしばし沈思黙考。

まだ誰もいない近所の小さな神社にウオーキングしながら初詣。

今年もよろしくお願いいたします。