2011年3月アーカイブ

一昨日に続き、自宅近くの公務員住宅ネタ。

TVで被災地情報も観たくなくなり、午後のWalkingで気になっていた財務省職員宿舎の前を通った。

 

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私の携帯カメラでは入りきれない、見事な14階建て高層マンションが2棟。400世帯くらいか。

津田沼駅から徒歩5分。総工費確か65億円、土地代抜き。

ここに4~6万円の家賃で彼ら財務省の役人たちは入居する。

 

たまたま起こった東北関東大震災、完成した公務員宿舎の入居時期と重なった。罪悪感無しにここに入居して来る公務員が居るのかと思っていたらもうすでに入居は始まっていた。

 

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まだ全体の1割もいってないが明日になれば、また増えているのだろう。

子供たちの春休み、自分自身の転属、異動も含めて3月中の引っ越しをせざるを得ない事情は理解する。

しかし今は未曽有の事態、千年に一度の大災害が国民を襲い、死ぬか生きるか、絶望と悲しみの淵で東北地方の国民が生きていると言うのに、国家公務員である君達にこんな厚遇をしていていいのか、と思わざるを得ない。国民の血税で(言い方古いですか?)君達の生活は賄っているが、こんな厚遇を黙って看過する訳にはいかない。

しかし法的には彼らに何ら瑕疵は無く、彼らの甘い生活は保証されているんだ。

今日も既に入居済みのような若いカップルが幸せそうな空気をまきちらしながら、僕とすれ違って行った。

いや、自分達はこんな厚遇は受け取る訳にはいかない、と発言があってしかるべきと思っていたら、しっかりとアート引越センターのトラックが来ていた。多分この費用も財務省持ち。

何かおかしくないか!

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関係者以外立ち入り禁止(通り抜け可)という指示の下、敷地内に入りましたが太陽光発電設備を備えたこの財務省職員宿舎はフクシマで原発事故が起きてもかなりの電力を太陽光発電で得られるようです。

この敷地内に入って不思議な感覚に陥る、普通のこれだけのレベルのデカイマンションならその存在を示すNaminingがある、しかしここには一切その表示が無い。企業の職員住宅なのか民間開発の部分所有のマンションなのか分からない。

自分自身に何の衒いも無く、その権利は有るのだというのなら大きな看板を掲げるべきだ。

『財務省職員の為の住宅』と。

以前の官舎時代はは大蔵省職員住宅と書かれた掲示板が有り、ID化されていたのですから。

今は何故自身の存在を表示されないのか、野田財務大臣に聞いてみたい。

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首都圏は大地震から1週間経って通勤時の混雑、計画停電による不自由さ、食料品やガソリンなど必需品の入手困難などいくつかの生活上の不自由さを実感するステージに入った。この不自由さは5年も10年も続くものだと思った方が良い。

我が家は東京湾の最も奥に位置する習志野市。。2キロほど南に行くと埋め立てを逃れた干潟が広がる。私の毎朝のWalkingコースだ。

国道14号(千葉街道)から南は当時の遠浅の海岸を埋め立てた、広大な用地が広がる。

京葉道路、京葉線、東関道と首都圏に繋がる重要な交通ネットワークも存在する。

またそこは1970~1985年にかけて日本住宅公団が大規模な宅地、団地開発を行ってきた。かく言う私も1980年出来たばかりのこの団地に入居した。

当時は何もも無かった埋め立て地の団地が30年経って、そこそこの環境と文化を作り上げてきた。

入居時に聞いた言葉が有った、『液状化現象』、海岸線を埋め立てた土地だから数メートル下はユルユル地盤、地震が起きると液状化した地盤が浸み出してくる、と。

まさに今回の地震でその現象が露呈した。

 

今週の月曜日、総武線が動かない、京成がほとんど動かない状況で私は出勤をあきらめた。

おおそうだ、確定申告の提出に行こう!と思って提出先の幕張メッセまで車を10分走らせた。

メッセの駐車場に行ってみたら驚いた。あちこちで汚泥が噴出した跡が。

メッセ展示場建物の周りは写真のように舗装された部分がめくりあがり、汚泥が噴出し、小山をなしている。重量のある大型の建造物が上から押さえつけているのだからどこかに逃げ場を作ろうとしたんでしょう。

絹ごし豆腐の上に大型建造物が有るようなものです。

いつも行く床屋さんが近所の様子がyoutubeに上がってると教えてくれました。

 

首都圏は今回の地震で、そんなに大きな被害は無いような気がしますが、湾岸地帯はそこそこのダメージが有ります。休まない事で有名なTDLが1週間も休業している位です。

社会的なインフラ整備、被害を受けた湾岸地帯の生産拠点の再開には結構時間がかかりそうです。

今回の被災はマスコミ報道で知る限り、それが全てだとは思っていませんが、本当に酷いものであり、皆様のお気持ちを察するに私の言葉では表現のしようがありません。

特にフクシマ原発に関しては40年も首都圏に莫大な電源パワーを送り続け、首都圏の栄耀栄華、成長進化を支え続けてきた結果が地元住民に対する残酷な退避指示とは、許せるものではありません。

ステレオタイプで語りたくはないが、『我慢強い』、『純朴な』東北地方の人々に無理を強いて電源開発基地を作り、得られる電源パワーを首都圏に送り続け、私を含めた首都圏在住者は便利さをタダのように思って浪費してきた。

反省の時期ですね。

これからの原発は東京湾の真ん中に作るか、原発を止めるかしかないでしょう。

節電すれば出来ない事は無いかもしれない、と思うこの数日です。

 

昨年の1月にこのブログで書いた旧大蔵省職員住宅の建て替え工事(津田沼駅から徒歩5分)がこの3月で無事完成したようです。幸いまだ新しい居住者たちは入ってきてないようです。

この物件を是非被災者の皆さん、避難指示を受けた皆さんに開放して使ってもらいましょうよ。150世帯、500人以上は収容可能です。

公僕たる財務省のお役人たちは命の危機にさらされている住民が悲鳴を上げているこの時期に、自らだけが安い家賃で新しい高層マンションに住もうなんて考える訳が無く、今財務省内でも検討されているはずです。

だって公務員である彼らも、私と同じように毎日凄惨な現場映像をTVで見ているのですから。

こんな時期に自分達だけ安い家賃で新築マンションに入ろうなんて思う訳が無いものね。(決して意地悪な意見を言っているつもりはありません、だってあなた達は国民の為に働く公僕なんですから)

 

こんな事を思っていたら、豊洲にも同様な物件が有り、そこは高層住宅で1フロア20~30戸、25階建。500戸×仮に2人としても1,000人規模で入居できる、という話を知人から聞いた。なおかつまだ未入居状態。3月末完成で公務員の皆さんが進めてきたプロジェクトです、さすがお役所、予算執行管理はしっかりしている。良いタイミングで仕上げてくれた。

被災者達にとってこんな良い話は無い。まして被災者住宅建設資金も要らない。

GOOD IDEAではありませんか。 菅さん、災害対策関係者の皆さん。

お役人の方々、危急存亡のとき自分達の役得を優先させてはいけませんよ。国民生活が第一です。

私は近視眼的な意地悪意見を吐いているつもりは無い。こんな時でも被災地でない首都圏では役人達が『粛々と』予定通りに事を進めて行くのだろう。観たくない事には目を瞑ってね。

そんなセコイ役人根性を糾弾したいだけです。

 

東北地方出身のすっかりナリをひそめた小沢サン、そう思いませんが。こういう時こそ剛腕を発揮しませんか。あなたの得意な土木、建築系はしばらくは大忙しですよ。

巨大地震の発生からから1日半が経った。

被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。

 

被害の全貌はまだ2~3割程度しか判明していないだろう。

幸い弊社では大きな人的被害、物的被害も無く、余震に揺られながら社員たちは明日明後日の制作準備に追われている。

数名の社員には、東北地方在住の親族の方とまだ連絡が取れないという現状は有るが、何とかご無事でいられるように今はただ祈るしかない。

思い出すのは15年前の『阪神神戸大地震』、発生から日を追うごとに被害の実態が大きくなり、史上最悪の震災と言われた。

そんな時、被災者たちの折れそうになる心を励ましたのは広告会社による『ガンバレ神戸キャンペーン』

スタッフが自分で経験した事実を自分で撮って、15秒にまとめた。

どれだけ被災者たちの心を励まし、復興に向けて役立ったと思う。

 

昨日から民放各社、NHKの皆様も現状認識、危険予防報道に24時間体制で頑張っておられます。

私たちは広告を通じて、違う面で被災者たちを励ますコミュニケーション能力を持っています。

東北地方の地方公共団体、地域民間放送会社、広告主、広告会社の皆様、何か私たちに出来る事が有れば何なりとお申し付けください。

会社代表者として出来るだけの事は実施出来ます。

私個人としての募金は勿論、ボランティア活動にも参加できるものは参加したいと思っています。

どうぞ遠慮なくお申し付けください。

 

 

 

【入試投稿事件】

「騒いで未成年逮捕させた」「監督こそ問題」京大に年配者らから抗議殺到

京都大や早稲田大学など4大学の入試問題が試験時間中にインターネットの質問サイト「ヤフー知恵袋」に投稿された事件で、偽計業務妨害容疑で京都府警が仙台市内の男子予備校生(19)を逮捕してから一夜明けた4日、京都大に抗議の電話が殺到した。京大によると、4日午前8時半ごろから一般からの電話に応じているが、「京大が騒いで未成年者を逮捕させた」「京大の監督態勢こそ問題があったのではないか」との抗議や苦情が、受け付け開始1時間ほどで約30件に及び、その後も鳴りやまないという。内容はすべてが京大の対応を非難したもので、年配者の方の声が多いという。

あなたはどう思いますか?というメールをいただいた。

単純に言えばカンニングはやってはいけない事、もしばれなければ罪悪感を感じながらも利を得られる。

微小な罪も壮大な罪も線の向こう側には変わりはないと私は思う。

でもカンニングは小さい頃誰でもやってたでしょ、消しゴムや下敷きに覚えてないところを書いて試験中にそっと盗み見してたでしょ、その位は大目に見てやっても良いんじゃないですか、という意見がマスコミでも散見された。

京大の試験監督体制に不備が有ったとする意見もある。厳重な監督体制が有れば彼もこんな事をせずに済んだのにという同情論。

ヤフー知恵袋に投稿してアンサーを待つ! 誰が想定しますか。SNSなんでしょうか、彼の投げかけに無償で即座に回答を出した方々がいるのです。デジタルネイティブ世代が大学入試を受けるようになってきたのに大学の試験システムは昔と何も変わってないというデジタル進化ギャップ論である。

色々有るけど私が一番感じたのは本人の善悪の判断基準が緩んでしまっている事。宗教観にも及んでしまうが、今の日本の価値観に照らし合わせれば『何でもアリ』、見破られなければ自分の勝ち。キリスト教の価値観、世界観では不正に対してこうはいかないと思う。

唯一つ、今回の事件で解決に至る数日間、本人を徐々に特定していくのがマスコミで逐一報道された。昨晩は仙台の予備校生とまで報道されながら、今朝京都府警が仙台に向かい、逮捕状を執行すると報道された。

それを聞いて本人(未成年)はどんな気持ちで一晩過ごしたんだろう。多分地元の宮城県警が身辺保護に当っていたのでしょうが未成年者の逮捕状執行にはもう少し神経を使った方が良いんじゃないでしょうか。

結論は微罪でも試験の公正さを歪める事は決して許してはいけない。

幼少期からからの家庭教育を大切にしたい。