首都圏は大地震から1週間経って通勤時の混雑、計画停電による不自由さ、食料品やガソリンなど必需品の入手困難などいくつかの生活上の不自由さを実感するステージに入った。この不自由さは5年も10年も続くものだと思った方が良い。
我が家は東京湾の最も奥に位置する習志野市。。2キロほど南に行くと埋め立てを逃れた干潟が広がる。私の毎朝のWalkingコースだ。
国道14号(千葉街道)から南は当時の遠浅の海岸を埋め立てた、広大な用地が広がる。
京葉道路、京葉線、東関道と首都圏に繋がる重要な交通ネットワークも存在する。
またそこは1970~1985年にかけて日本住宅公団が大規模な宅地、団地開発を行ってきた。かく言う私も1980年出来たばかりのこの団地に入居した。
当時は何もも無かった埋め立て地の団地が30年経って、そこそこの環境と文化を作り上げてきた。
入居時に聞いた言葉が有った、『液状化現象』、海岸線を埋め立てた土地だから数メートル下はユルユル地盤、地震が起きると液状化した地盤が浸み出してくる、と。
まさに今回の地震でその現象が露呈した。
今週の月曜日、総武線が動かない、京成がほとんど動かない状況で私は出勤をあきらめた。
おおそうだ、確定申告の提出に行こう!と思って提出先の幕張メッセまで車を10分走らせた。
メッセの駐車場に行ってみたら驚いた。あちこちで汚泥が噴出した跡が。
メッセ展示場建物の周りは写真のように舗装された部分がめくりあがり、汚泥が噴出し、小山をなしている。重量のある大型の建造物が上から押さえつけているのだからどこかに逃げ場を作ろうとしたんでしょう。
絹ごし豆腐の上に大型建造物が有るようなものです。
いつも行く床屋さんが近所の様子がyoutubeに上がってると教えてくれました。
首都圏は今回の地震で、そんなに大きな被害は無いような気がしますが、湾岸地帯はそこそこのダメージが有ります。休まない事で有名なTDLが1週間も休業している位です。
社会的なインフラ整備、被害を受けた湾岸地帯の生産拠点の再開には結構時間がかかりそうです。
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