新子の季節

| コメント(2) | トラックバック(0)

110620_203000.jpg

昨晩は20日付で役員定年(65歳)で退任した弊社T役員と二人でお疲れ会。

私と一緒に前の会社から転職してきて33年、私は制作、彼は撮影部、カメラマン、制作管理部と主に弊社の技術部門を支えてきてくれた。

思い出話、これからの生き方、家族の事、会社の将来、広告、CM制作業の未来、何時間語っても語りつくせぬ事ばかり。

まだまだ元気なTサン、当面の間、嘱託として撮影や弊社技術面をサポートしてもらいます。

 

昨夜のお店は神谷町に有る『翁寿司』の元オーナーが始めた三田にある小さな寿司屋さん。オーナーの斎藤さんとは20年以上の付き合い。お互い言いたい事を言って、気楽に寿司を楽しめる大好きなお店だ。昨日は丁度今年初めての『新子』が入った、と嬉しそうに斎藤さんが言う。

初夏のこの時期だけ楽しめる、江戸時代からの食文化、粋を楽しむ(?)珍しいアイテム。

3~4センチの小肌の赤ちゃん(幼魚)を腹から開き、内臓と骨を外し、うろこを取って、酢で〆る。多分寿司屋の仕事としては最も細かい仕事。100キロ近い巨躯の斎藤さんがその細かい仕事をしている様を見るだけで笑えるんです。

そして味わえばほのかな酢と小肌の甘みが口の中に広がる。

写真の1貫に新子が6匹使われています。

築地市場でも初物らしくまだセリに掛る量が無い、そこで特別に分けてもらったとの事。

たまたまラッキーにもそんな日に出くわした、何年かぶりで味わった新子にT役員の第二の人生のスタートを祝ってもらった。

東京タワーがいつもと違うブルーなライティング、良い夜になった。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://kaishaseikatsu.jp/mt/mt-tb.cgi/373

コメント(2)

Tさんも退役ですか。幾星霜、光陰矢のごとし。
一時期、3人とも同じ市内でした。
これからは面白いことだけしながら生きていきましょうよ、とお伝え下さい。
それにしても「新子」知らなかったな。さすがエグゼクティブ、食い物が違います。
でも、私、真鯛は毎週食ってます。大阪の親戚筋が電気店をやっているのですが、量販店に押されて開店休業状態。仕方ないので毎週和歌山の実家に帰っては釣り三昧。その釣果を生、塩、づけ、煮付けの4つに分けて送りつけてくる。さすがに飽きました。やっぱりビンボー人には青魚がうまいっす。おっと、コハダも青魚か。
(朝の5時半からビール飲んでます)

コメントする

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にここのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)