2010年9月アーカイブ

尖閣諸島沖での中国漁船の領海侵犯、海上保安庁の巡視船への体当たりで公務執行妨害罪の疑いで逮捕、拘留されている中国人船長の問題でかの国は大騒ぎをしている。

毎日中国政府当局者が船長に面会をしているそうだが、最近の船長の発言の内容が変わってきた。

『私は領海侵犯はしていない。逮捕、拘留は不当だ』というもの。

尖閣諸島沖は中国の領海だという主張だ。

ここから領土問題に発展させ、妥協案をもぎとろうという魂胆か。すなわちそれは東シナ海での橋頭堡作りへと発展させられる。

 

石原都知事ではないがこれはヤクザが因縁つけているのと全く変わらない。

今のところ日本政府も余りにも突飛な、かの国の発想にキッチリ対応しているみたいだが、経済的側面からけん制する動きが目立ってきた。

 

小沢サン、いよいよあなたの出番ですよ。

鳩山サン、輿石サンを赤坂に呼んでグチを言ってる場合じゃ有りません。

多少自虐的とは思いますが、一兵卒としてしっかり仕事をさせてもらいたいと皆の前で仰ったばかりではないですか。

かの国にはあなたが親しい要人が沢山いらっしゃるのでしょ。

自ら手を挙げ、政府特使として日本の国益を守る為に奮励努力してくださいよ。

政府特別機で飛んでいってくださいよ。

直談判です、そうすれば国民からもきっと見直されますよ。

彼は本当の政治家だ、国士だ。私利私欲ではなく国民のために命を捧げてくれるのだと。

でも変な裏取引はダメですよ。

何でもお金で解決しようとしてもダメですよ。

民主党の代表戦をやってみて、あなたが口下手でない事は良く分かりました。

しっかりとわが国の主張をかの国の首脳にぶつけてきてください。

松木ケンコー先生や山岡センセー、元一流柔道家やガールズも連れて行っても良いと思います。

小沢サンのためなら命を賭して働くセンセーばかりですから心強いと思います。

60歳の還暦記念に富士山に登って以来、年に1~2回奥多摩や高尾山など日帰りハイキングを楽しんでいる。

早朝の電車には同じような歳の方が一人で乗って来る。

高齢者のグループが一番多いが高齢者の『独り歩き』の方も結構いる。

そんな中で私も『オヤッ』と思うのが若い女性の素敵な山歩きスタイルだ。

ついこの間まで、山歩きをする女性のイメージとしてはあまりオシャレなどには関心が無く、質実剛健、化粧っけも無く、ひたすら頂上を目指す~といったもの。

アウトドアブームの底流が生まれ、ジョギング、ウオーキングも最近はファッション性の高い専門ウエアが出てきたし、登山、トレッキング、ハイキングの専門メーカーが作るウエアもきれいな色使い、デザインが生まれてきた。

新しいマーケットが生まれ、女性たちが好んで買い、相乗効果を生んでいる。健康志向でマーケティング的にも良い傾向です。

山スカートも街中でミニスカートとスパッツの組合せがこんなに一般的になった今、センスのある女性たちが山歩きにも持ってきた理由もよく分かる。

私が遭遇した何人かの山ガール、見た目も決して悪いものではないです。スタイリッシュでカッコ良いです。オシャレです。

ジョギングやテニス、バドミントンなどのユニフォームに比べれば別に露出度が多い訳でもない。山歩き、トレッキングは樹木、棘のある植物、とがった岩石など運動環境は肌を露出するのは適さない。山スカートとは言え、そこはしっかりと守られています。

 

今朝の朝日の投書欄に『お気楽過ぎないか山ガール』と題して浮かれ過ぎた山ガールに44歳の女性からのキツイ一言が載っていた。

奥多摩で遭遇した山ガール達が余りにも傍若無人であり、自然を守り、愛する登山者としての資質に欠け、軽薄で浮かれ過ぎているという指摘だ。世代格差もあるように感じる。

山ガール、山スカートという新語に何となくネガティブな要素を感じてきたが問題は実在したんだ。

山歩きの基本も知らず、オシャレしてチャラチャラしてんじゃねーよという先輩の本音だ。

本質を学ばず、教えられず、外見だけは一人前以上のカッコじゃいけませんよ、確かに。

多くの日本人が納得する論法だ。

だからと言って初心者は地味な服装で隅っこに居ろ、というのも戦前の(死語か)封建主義的すぎるような気もしますが。

 

投書にあった奥多摩の実話ではその山ガールがゴミは山に捨てずに持ち帰るものだ、と言うところまでは理解し実践出来たのだが、下山した駅前の飲食店の方に『これ捨ててくれると嬉しいな』といってゴミ袋を差し出したそうです。自宅まで持ち帰るという気持ちは無いのかというもの。山が好きなら他人のゴミも拾って持って来る位の気持ちでいて欲しいというもの。

そう言えば私も駅のゴミ箱に捨てた事があるな。

自戒、反省。

シーズン真っ盛りの槍ヶ岳頂上で男性タレントがちゃぶ台を前にインスタントラーメンを食べているところをヘリから空撮するという。

大手食品メーカーのラーメンのブランドリニューアル広告だ。

最近はハリウッド映画を見れば分かるようにCGI技術が発達し、どんな難しい撮影状況であってもコンピューター上に再現する事が可能だ。しかし実写の強さ、真実の持つ強烈なインパクトはコンピューターのモニター上の虚構を超える。クリエーターなら誰でもそう思う。

でもシーズン中の槍ヶ岳頂上でそれが実施出来るとは冷静に考えれば誰も思わない。

しかし今回実施の決定がなされ、現実に撮影に向かって全ての準備は進んでいった。

2010年8月3日、男性タレントは真面目に早朝から槍ヶ岳に登り、美術部は真面目にちゃぶ台を抱えて槍ヶ岳に登り、制作部は真面目に熱湯をポットに入れて槍ヶ岳に登り、APは真面目に商品と箸を大事に抱えて槍ヶ岳に登り、ヘリコプターのパイロットは危険性をどう排除するか、太陽の位置を計算しながら真面目にカメラマンを乗せてヘリポートから槍ヶ岳頂上に向かって飛び立った。全員が真面目に取り組んだ。

 

"For the Client"

この広告主は昔から広告の可能性に対して挑戦する心を持つ広告主だ、広告上手。こちらの広告を担当する事で育ったクリエイターも沢山いる。

クリエイター達は無限の挑戦をさせてくれるこの広告主に対して次々と人のやらない、いや思いもつかないアイディアを出し続けてきたのだろう。

以前有名なクリエイターの言葉で『目立つだけなら裸の女性を出せばいい、それをしないのが上手な広告だ』と聞いた。

人がやった事も無い、思いもつかない事を考え続ける、それがTVCMの企画。

 

朝日新聞にあの投書が載らなかったら、あのCMは既にオンエアーされ、かなりの評判になり、CMのコンクールでも入賞したかもしれない。アイディアを出したクリエイターも社内外で賞賛されたでしょう。

同じCM制作業界に所属する者としてCMの企画が世間の常識を外れても目立てば良い、そんな突飛な事ばかりを考え、実行するのがお前らの会社の仕事かと判断されるのが辛い。

槍ヶ岳の頂上で男がワシワシと新製品のラーメンをかっ食らう。

シュールな馬鹿、訳の分からぬ可笑しさ。ヒューマニティー。思わずニヤリとしてしまう可笑しさ。泣いてしまうほど悲しい馬鹿。

一昨年亡くなった市川準サンも得意とした世界だ。

 

やっぱり、まだまだ表現の枠は無限大なんだ。

CMクリエイターの皆さん、今回の一件にめげず、まだまだ新しい発見に務めようぜ。

本日の民主党代表戦。党員、サポーター票の結果で勝負あり。

しかし民意が国会議員票に反映していないのが少々残念。

選ばれた議員諸君、私利私欲は捨て国民本位の議員活動に励んでくれ。

三ヶ月前に引責辞任した男がシャーシャーと代表戦に出てきた厚顔無恥ぶり、政治資金で十数件の不動産を買い漁っている事、この2点が小沢さんが世論から見放されている大きな理由です。

松木謙公さん、愛する親分小沢サンに教えて上げなさいよ。君もただ盲目的に追従する事だけでは政治生命を失うよ。

元一流柔道家、小沢ガールズの皆さん、今夜の残念会は出席しても良いけど明日からはあなたを選んだ国民の為に、与えられた力を充分に発揮していただきたい。JIZOが厳しくチェックします。

 

今日の大会でのお二人のスピーチを聞いて小沢サンの力強さに比べ、やや情緒的な菅サンはいかがなものかとチョッと心配になってしまった。しかし民主党の原点は社会の不条理を解決する事だというフレーズには納得。やはり早く党綱領を作るべきです。

 

でも最悪な結果は免れた。

しかし菅さんにとっては難問山積。

寝る間も惜しんで(精神論ではなく)正しいリーダーシップを発揮していただきたい。

午前中のTBSラジオで永六輔サンが言ってました。

『国民はその国に相応しい首相しか選べない』

 

今日もテレビは菅、小沢それぞれを支持する議員を集めて討論させる。

ひどかったな小沢支持の川内博史議員、同じ民主党のメンバーとは思えない発言が続いた。

『財務、外務官僚の言いなりになった菅政権は自民党時代と変わらない、(生方サンに向かって)君たちが出来ないのだから今度は俺たちにやらせろ』と言うのです。民主党の中はどうなっているの?

でもね、3ケ月前に引責辞任をした男に全てを任せるほど普通の社会は甘くないんだよ。

余程の事情が有れば国民も許すよ、そんな大義が今回何処に有るの?

有るのは小沢サンと取巻きの達の自分勝手な屁理屈だけ。

『国民生活が一番』と聞いて呆れます。

 

川内議員の狂信的アホさ加減を観ていくうちに『小沢トリック』が見えてきたような気がした。

今回の争点で、『普天間問題』の解決法や昨年の衆院選マニフェスト回帰という小沢サンは常に同志や選挙民、国民に幻想を抱かせ、さも実現可能をほのめかせながら、自身は多くを語らず、すぐ雲隠れし、現実的な事を話さない事で神秘性を高めている。引きこもり政治家だ。

ニンジンを目の前にぶら下げて走る馬のごとく、もしかしたら小沢サンは何かやってくれるかもしれないという盲目的な信者たちは狂信的に追従する。田中絵美子、何とか言う女性柔道家など。

だから彼にやらせてみてダメさ加減を白日の下に晒す、という方法も有りかも知れない。

小沢サンの超能力しか信じるモノがない川内、田中、ヤワラなどはその時にどういう発言をするんだろうか。

 

いや私は本当に彼が国民生活の向上を考えて総理大臣になりたいと思うって事が信じられないんだ。

彼の半生や彼の取巻きを見るとからそんな事を微塵も感じない。

田中角サンと山梨の金権王から学んだ金権体質とそれに群がる雑魚どもに公金でで私的な貸し借りの世界を作っているとしか思えない。

角さんの娘、真紀子サンの事務社に昨日挨拶に行った小沢さんに真紀子サンが下らぬ質問をしているところが取材されていた、オーマイ ガッド。庶民性のアピールですか。

カメラの前で恥ずかしい事は止めてくれ。

でもそんな票読みが日本で一番得意な人が総理大臣になるかもしれないのだ、それだけの民度なんだこの日本は。

英国の新聞が小沢サンの出馬を聞いて『開いた口が塞がらない』と書いた。

でもそれが今の日本なんだ。