山ガール&山スカート

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60歳の還暦記念に富士山に登って以来、年に1~2回奥多摩や高尾山など日帰りハイキングを楽しんでいる。

早朝の電車には同じような歳の方が一人で乗って来る。

高齢者のグループが一番多いが高齢者の『独り歩き』の方も結構いる。

そんな中で私も『オヤッ』と思うのが若い女性の素敵な山歩きスタイルだ。

ついこの間まで、山歩きをする女性のイメージとしてはあまりオシャレなどには関心が無く、質実剛健、化粧っけも無く、ひたすら頂上を目指す~といったもの。

アウトドアブームの底流が生まれ、ジョギング、ウオーキングも最近はファッション性の高い専門ウエアが出てきたし、登山、トレッキング、ハイキングの専門メーカーが作るウエアもきれいな色使い、デザインが生まれてきた。

新しいマーケットが生まれ、女性たちが好んで買い、相乗効果を生んでいる。健康志向でマーケティング的にも良い傾向です。

山スカートも街中でミニスカートとスパッツの組合せがこんなに一般的になった今、センスのある女性たちが山歩きにも持ってきた理由もよく分かる。

私が遭遇した何人かの山ガール、見た目も決して悪いものではないです。スタイリッシュでカッコ良いです。オシャレです。

ジョギングやテニス、バドミントンなどのユニフォームに比べれば別に露出度が多い訳でもない。山歩き、トレッキングは樹木、棘のある植物、とがった岩石など運動環境は肌を露出するのは適さない。山スカートとは言え、そこはしっかりと守られています。

 

今朝の朝日の投書欄に『お気楽過ぎないか山ガール』と題して浮かれ過ぎた山ガールに44歳の女性からのキツイ一言が載っていた。

奥多摩で遭遇した山ガール達が余りにも傍若無人であり、自然を守り、愛する登山者としての資質に欠け、軽薄で浮かれ過ぎているという指摘だ。世代格差もあるように感じる。

山ガール、山スカートという新語に何となくネガティブな要素を感じてきたが問題は実在したんだ。

山歩きの基本も知らず、オシャレしてチャラチャラしてんじゃねーよという先輩の本音だ。

本質を学ばず、教えられず、外見だけは一人前以上のカッコじゃいけませんよ、確かに。

多くの日本人が納得する論法だ。

だからと言って初心者は地味な服装で隅っこに居ろ、というのも戦前の(死語か)封建主義的すぎるような気もしますが。

 

投書にあった奥多摩の実話ではその山ガールがゴミは山に捨てずに持ち帰るものだ、と言うところまでは理解し実践出来たのだが、下山した駅前の飲食店の方に『これ捨ててくれると嬉しいな』といってゴミ袋を差し出したそうです。自宅まで持ち帰るという気持ちは無いのかというもの。山が好きなら他人のゴミも拾って持って来る位の気持ちでいて欲しいというもの。

そう言えば私も駅のゴミ箱に捨てた事があるな。

自戒、反省。

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 山ガールはともかく、山スカートには生憎お目にかかったことがありません。それとも、見ても記憶に残らないほどジジイになったということでしょうか。
 最近は山ババ、山ジジが圧倒的に多いのですが、まさかと思いますが山ババたちのスパッツ、ミニスカートだけは願い下げにしたいです。

 私が高校の山岳部に入ったころは、服装は親父や兄貴の着古したズボンにジャケット。(貴重なウールだったから)道具は神田にあった「日本用品」(後にニッピンと名前を変えたが今でもあるんでしょうか)の米軍払い下げ品が中心でした。そこで買ったシュラフは、ダウンというよりフェザーで、破れるとテントの中にモウモウと羽が舞いました。私のは、丁度首の辺りに「チャールズ・ミンクック」とペンで名前が書いてありました。朝鮮戦争で死んだ兵隊の遺体を包んでいたのかもしれません。
 今はその反動でしょうか、使いもしないピッケルを3本も買い込んだりして(中古ですが)、完全に「カタチ」から入っています。

 ところで山ガールといえば、6月の中旬に利尻山に登ったとき、下山する途中で20代の単独行山ガールに会いました。彼女、海辺で靴を海水に浸して、そこから歩き始めたそうです。なんと言うのか分かりませんが、こういう登り方があるんですね。富士山も駿河湾の海辺から歩き始めるそうです。

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