毎日ではないですが、時々通勤にグリーン車を利用します。私の小さい頃、グリーン車(1等車)には特別な制服を着た専務車掌(?)サンが乗務し、一種の威厳を持って検札や案内をしていたと思います。
近郊を走る通勤電車にグリーン車が連結され、しばらくは男性の車掌さんが乗務していました。いつの頃からか女性のグリーンアテンダントと称する方たちが車掌サンの業務をこなす様になりました。付随して規模の小さい車内販売(飲み物)業務もするようになったようです。検札作業もSUICA導入でほとんどの乗客がグリーン車天井のインジケーターにタッチするだけで検札業務はとても楽になりました。(このシステムには相当な金額が使われたと思いますが、それは長い目で見れば業務の省力化にもなり、乗客サービスにもなっていると思います。)
1年位前でしょうか悲しい事件が起こりました。ほとんど乗客のいない時間帯のグリーン車内でグリーンアテンダントが性的暴行を受けたのです。確か犯人は逮捕され、裁判中かと思います。こんな凶悪な性犯罪事件は人として決して許されるものではなく、裁判所は相応の刑罰を言い渡す事でしょう。私が裁判長なら極刑です。
昨晩のグリーン車で不思議な思いをしました。
いつものように検札に来たグリーンアテンダントの背後に年配のオジサンが制服を着て同行するのです。制服の胸には『SS-C』(意味不明)という立派なマークも付けています。このオジサンは警備員なんだ、グリーンアテンダントを守る目的で2m後にぴったりついて同行しているんだと気づいたのは2回目の検札の時だった。そのオジサンは結構目が鋭く、車内に不埒なオトコがいないかを確認しながらグリーンアテンダントに同行するのです。
車内は空いていたので私とも目が合いました。とても嫌な気分です。
グリーン料金を払い、ゆったり座って帰ろうとした私が、『疑われている?』という気分になったのです。性悪説からすればほとんどのオトコには可能性はある、という事でしょう。
不幸にも暴行を受けたグリーンアテンダントの事件を反省し、彼女らにガードマンをつけるのがJRが見つけた解答だったんでしょうか。
グリーンアテンダントは一応容姿、制服も航空会社のCAを模しています。乗務交代する駅では黒いキャスター付きのカバンを引きながら成田空港のCAのように構内を歩いています。
そんなの止めれば良いと思います。
従来通り、車掌サンが検札をすれば良いじゃないですか、最近のCAも昔よりは容姿より体力系になってるのに容姿さえそのレベルでないグリーンアテンダントにそんな業務をさせたことが間違いの元じゃないんですか。事故の時の対応などまだまだ女性には不向きな職種だと私は思います。
JRサン、本当の乗客サービスについて原点に立ち返って考え直してください。グリーン料金を払っているのはグリーンアテンダントが居るからではなく、ましてやそのガードマンを雇う為でもありません。ただゆっくり座って通勤したいからなんです。
個々のグリーンアテンダントには責任はありません、グリーンアテンダント+ガードマン制を導入した経営幹部の方々に再考を求めます。どうしても女性のアテンダントにこだわるなら柔道の有段者を積極採用すれば良いと思います。
降車した駅には『グリーンアテンダント募集』のポスターが大きく貼られていました。
確かに、僕もあのCAスタイルには、笑えます。CAの気分でホームを闊歩しているソリ気味の彼女たちにエリート意識は、すこし、妙です。
最近は、販売も兼ねている業務を眼にすると、ますますユニフォームの実態と金離れているだけではなく、鼻持ちならない気分。確かに、車内販売の女性達との差別を感じますが、品の作り方が似非っぽくて、滑稽です。その鼻持ちならない妙ちきりんなエリート意識を辱めたくて・・・
を下とすれば、更に由々しき問題です。
女性の雇用が容易になったとしても、所詮、エアラインとの競合関係はそうんなものでは戦えません。
むしろ、検札のない状況をつくれないものかと思います。