私は大のラーメン好き。歴史を紐解けば昭和20年代後半にまでさかのぼる。
そんな昔の話はさておき、現在もうまそうな話題を聞くと宿題店として手帳の片隅にメモをしておく。たまたま社外での業務も有るので打ち合わせ先や経由地近くにその宿題店が有ればランチタイムの時間帯に合わせて宿題店を訪れる。
先日は急に京王線沿線のわが母校に取材(?)らしき仕事が有り、なおかつ先方着13時のアポ。絶好のラーメンタイム到来。
途中駅の『府中』にターゲットを絞り、RDBで検索開始、余りに行く予定のない地域なので宿題店候補もなし。
絞られた店はニボニボ系の『いつみ屋』、京王線府中駅から7~8分だ。開店時間から逆算で我が家を出る時間を計算し開店時間の11時半には店の前に着いた。
すでに開店シャッター待ちのお客様を迎え入れ、カウンター席が満員になってしまった店内。店外には一人の待ち客が居た。
10分後カウンターの1席が空き、店内に招き入れられた。
予定通りに評判の『ワンタン麺』をオーダー、5分後にはカウンターの上にドンブリが置かれた。オペレーションに全くよどみが無い。
スープの味は最近のラーメン事情からすると昔懐かしいジャンルかもしれないが、ご主人が自分の味を守り、改良を重ねたスープと麺だと思う。
これからもラーメン店に限らず志を感じるお店を紹介していきたいが私が納得するお店(ラーメン店に限らず)の条件は
・お店が清潔である(フードサービスに脂汚れはつきものですがそれをよしとしない店主)
・接客とオペレーションによどみがない、無駄が無い(でかい声でイラッシャイマセ~って怒鳴らない)
・安い、または納得出来る価格(いつみ屋サンのラーメンは550円)
・店主の主張が味に出ている(フランチャイズはダメです、マニュアル通りが基本ですから)
・熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、温度管理が出来ている
・店主は寡黙であるが(一部例外あり)、心やさしい
・開店したその地で永く店を続けられるリピーター保持力がある
『いつみ屋』サンは全ての条件に合ってます。
私が座った席は開店直後のお客さんでスポーツ新聞を読みながらたっぷりと時間をかけてラーメンを食べていた中年のオッサンの席。オッサンは会計を済ませて席を立とうとすると店主から『読んだ新聞は元あった場所に戻して』ときつめの一言。こういう一言がこの店の秩序を守り、お客さんとの関係を濃くするのだと思う。夫婦二人でカウンターのみ12~13席を切り盛りしているのだから客サイドが協力するのは当然なのです。そして店主は味と価格で奉仕すればいいんです。
最近のラーメン事情に詳しいわけではないがどんどん差別化を図らんとする若いラーメン店主たちはスープの高濃度化、麺の極太化、何でもかんでもサクセスストーリの六厘舎化、そして高価格化を図っているとしか思えません。ラーメンの金太郎飴化です。
近くに『いつみ屋』サンのような良心的なお店がある府中の皆さんは幸せです。
先の条件に合った、私の好きなお店をこれから順次紹介して行こうと思います。(必勝軒@津田沼、赤坂味一@船橋、青島食堂@秋葉原、旬風@秋葉原、西口大勝軒@北習志野、共楽@銀座、安寿@銀座、シェルネ@銀座、宮川本店@築地、竹泉@新橋、鮨さいとう@三田) などなど。
皆さんのお気に入りのお店も是非教えてください。
大勝軒は、隠れた場所。上野駅入谷口から出てコンビニの先に大勝軒上野店があります。
是非行ってみてください。池袋よりも並ぶ列は少ないです。穴です。
それよりも、鶯谷駅から、「笹の雪」へ向かって、歩道橋を越えた下、角に「千石ラーメン」があります。
歩道橋で隠れていますが、駐車も出来ませんが、ここは大のお勧め。
麺は太麺、スープはコラーゲンたっぷりの、嵌る味。それに、チャーシューがラージサイズで、味が抜群にいい。娃いれば、外デですする。
但し昼の時間は閉店。夜から真夜中まで。立ち席10人。
笑鬼さま
コメント有難うございます。
上野方面もあまり行くチャンスがなかったので今度トライします。
「お店(ラーメン店に限らず)の条件」に、我が零細の
「広告制作会社の条件」を重ね合わせてしまいました。
味、値段、環境、社員、店主、サービス、志 …
なるほどー!
実際、私はラーメンはあんまり食べませんけど。
川島さま
コメント有難うございます。
今度ラーメンを食べに行きましょう。
府中まで行かなくても共楽`銀座でもOKです。
よろしくお願いいたします。