『小沢的たるものの排除』

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週末は雨、テニスもゴルフも出来ず、新聞、ラジオ、TV、Netで時間を費やした。

今年の正月に民主党のあやうさ、小沢サンの怪しさについて書いたが、2か月を経過するとほぼその趨勢が見えてきたような気がする。

このままじゃマズイ、参議院選挙前には体制を作りなおさねばという民主党の良心の反発も散見された。

国土交通省の前原大臣の総理からの口頭注意は自ら申し出たもの、とういう見解が一番面白かった。民主党幹事長室に対する猛烈な皮肉だ。全ての情報を民主党幹事長室に一極集中させ、地方の県連を通じて情報を流し、与党になれば、権力側に立てばこんなに影響力を及ぼすことが出来るんだぜと誇示する、なんとカッコ悪い見え見えのパフォーマンス。これも角さん譲りか。

今朝のNHKの番組に出演した与謝野サンによれば与党時代の自民党さえそこまでしなかったとか。

自身の政治資金疑惑も峠を越した幹事長は参議院選挙に勝利する事が次の民主党の課題だと仰る、過半数の獲得が直近の目標だと宣言され、せっせと地方行脚中。

国民の多数は昨年夏の総選挙で大勝させた事にチョット期待外れだなと思い、でもあの恥ずかしい自民党には今更誰も投票出来ないよね~、と次なる新世代を待望しそうな感覚なのに。

本人もその取巻き連中も客観性を失い、昨年夏の再来を夢想している。ダメダメ状態だ。

前原サンの一手に応えた小沢さんのリスクを承知で指す手は5月の訪米、オバマ大統領会見だとか。いい加減にしてくれ、鳩山さん、責任上あなたが刺し違えるしかない。

小沢的たるものの排除≒自民党的たるものの排除。それが昨年夏の選挙結果と思ってもらっても良い。

何十年も時間がかかりましたが今の選挙民が選んだ結論に早く近づいていただきたい。

谷垣さんを総裁と仰ぎ、大臣の委員会遅刻に大騒ぎする自民党の皆さんには私は全く何の期待もしない。

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 正直言って与党も野党も、日本をどこへ持って行こうとしているのか分かりませんね。理念の違いは何?どっちも対症療法に腐心しているだけじゃないの?
 と、思っていたら面白い本見つけました。「日本辺境論」(内田樹著・新潮新書)。30歳前後を境に、まともな読書をしていない私ですから理解不能や「そりゃ極論じゃない?」と思う部分も多々ありましたが、今風に言うと「うん、あるある」という部分も沢山ありました。
 主な論旨は「日本は太古より外に世界基準を求める辺境人と生きてきた。いいか悪いかは別として、それが日本人のDNAに深く刻まれているので、これからも、それを“利用して”生きていくほかない」というもの。
 確かに「日本」、日の出づる国という国名からして、中心であるどこかの国(あの時代中国ですが)の東の方、辺境にあるということを自ら宣言しています。しかし、逆に辺境であることを利用して、宗教にしても、政治体制にしても、適当に解釈しつつうまくやってきたというのです。
 まあ、異論はあるでしょうが、今の日米関係、日中関係、世界政治のあり方に対する日本の姿勢を見てみると、さもありなんという印象です。
 ウンコの友としてでもいいですからご一読下さい。私、難しい本を読むときはいつもそうしております。
 

穴六さま

コメント有難うございます。
『日本辺境論』読んでみます。

確か穴六さんもブログを書いていましたね。
URLを教えてください。

これからもよろしくお願いいたします。

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