JIZOの自宅は総武線で東京駅から30分。30年前は動労千葉のストライキでこの季節は良く電車がストップしたものだ。
民営化されJR東日本になってからはストライキなんて言葉が出てきた事はない。これはこれで果たして良いのかという問題は有るのですが~。
昨金曜日夜、友人と会食後総武快速線に乗って家路を急いだ。途中駅の新小岩に近づくと電車はスピードダウン。新小岩駅に到着すると運転取り止めのアナウンスが車内に何度も響き渡った。
原因は『強風』、新小岩~市川間には江戸川をまたぐ長い鉄橋を渡らなければならない。自然の力にはどうしようもなく車内でじっと運転再開を待つしかない。この時点ですでに11時半過ぎ。
風が収まったから運転再開します、とのアナウンス。体感速度で時速5キロ程のノロノロ徐行運転で江戸川鉄橋を渡った。自宅最寄り駅着12時半過ぎ。
明けて今朝、新橋で10時半から所用が有り、強風の影響も考慮しながら定時よりも早い9時前に駅に到着。案の定遅れている総武快速に乗り込んだ。一番海岸沿いを走る京葉線はすでに始発から全面ストップ状態だった。
隣駅に到着後、やはり強風の影響で市川~新小岩間で運行中止とのアナウンス。この駅からは京成電鉄の振替で都心に向かえるとのアナウンスがあったので今日は所用に遅れる訳にもいかず、仕方なく振替切符をもらって京成電鉄F駅にに向かった。
京成電鉄は総武線の北側を都心に向かう。江戸川でも約500M北側に京成電鉄の鉄橋がある。そこを体感速度20キロほどのスピードで(徐行しながら)京成電車はドンドン進む。昨晩の5キロのノロノロ徐行とはえらい違い。
ここでJIZOIは考えた。なんか変だな~。
同じ鉄道事業者が同じ気象条件に対して異なる対応策を示している。
安全運行重視のJR(民営事業者)とそれよりも基準の甘い京成電鉄(民営事業者)。
どちらも安全に対する考えは変わらないはず、しかし現実にはほぼ通常運行と運行中止との差がある。私が京成電鉄に乗り換えたのはJR車内で京成への振替輸送を教えられたから。
自然の脅威に対する危険度のレベルが違う事を鉄道各社が認識しているとしか思えない。
JRは3年前の羽越線大事故から得た教訓で風速25M以上になったら自動的に全面ストップ、京成電鉄はそんな事故履歴を持たないから25M以上強風が吹いてもほぼ通常運行なんですかね。
各社共通の安全輸送に対するコードを持ってもらいたい。
今日は会議に15分遅れで参加したが、各社の危険度認識が共通化されれば千葉方面からの都心に向けてのルートは全面ストップ。会議は延期、私は自宅でノンビリしていたはず。
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