大相撲とヤクザ

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問題① 琴光喜関の野球賭博に絡んだ恐喝事件。報道が事実だとすればさっさと罪の重さを知り、相撲界から去るべきだ。人の弱みに付け込むヤクザもヤクザだがそれ以前に野球賭博をする琴光喜が何倍も悪い。甘えるんじゃないよ。まだ野球賭博が有るんだ。

 

問題② 相撲維持員制を悪用した木瀬親方の問題。これは根の深い問題だし、27人の力士、行司、床山を抱える部屋の取りつぶしにあっても木瀬親方自身が悪いと実感していない、自分だけじゃなく相撲界全体が抱えている問題だと思っている。(JIZOにはそのようにみえる)

だいたい維持員制度って何だよ、タニマチ用に寄付金を納めれば良い席で15日間見せてあげますよという悪しき優待制度にしか思えない。一般に告知されてもいない。それが財団法人相撲協会の財政事情にどれだけ貢献しているのかも分からない。所管の文科省も看過してきた。

だいたい大勢の人が集まるところ(お祭り、繁華街、興行)にはヤクザがいる。古くは江戸時代にまでも遡って行くだろう。それはそれで立派な親分衆が堅気の人々には安心して遊んでいただく為の安全保障をしていたのだと思う。

現在でも地方の大きなお祭りは地元のヤクザの仕切りの下、テキヤが運営を任されているはずだ。たぶん警察も主催者も公認、そうすることである種の安定が保たれるからだ。

大相撲も昔から地方巡業も含めてその興行にはビジネスと名声欲がらみでヤクザが深く絡んでいたのではないかと思う。なにせどちらも喧嘩が強い体力のある奴がトップを張れる実力社会なのだから。

古は素朴だった相撲という行事が人が集まって華やかな興行になり、ヤクザが絡むようにもなり、財団法人化されスポーツという視点から文部省管轄になり、優勝者には天皇賜杯が渡されすっかり国技として位置づけられてしまった。

そんな上等なスポーツじゃないんだとJIZOは思う。

財団法人を止めて一般法人にして天皇賜杯は返上し本来の相撲をした方がいいよ。

別にNHKが放送しなくても視聴率さえ取れれば放送するチャネルはあるよ。

それより大男が地方を巡業すれば必ずお客さんは集まりますよ。

それで衰退していってもそれはそれで歴史が出した答えだから仕方が無いと思う。

存続ありきで無理な屁理屈をこねまわしても実体は離れたところにありますからね。

ただし、現在の相撲協会のようなヒエラルキーとそれに基づく役員報酬は保証されません。

そんなものでしょ、相撲なんですから。

品行方正、公明正大、健気さ、なんてこじつけをしないでぶつかり合って強いものを決めるという単純なコンセプトに絞ったスポーツにした方が良いよ。

神格化し国技でございますという事に無理があります。

歌舞伎も同じく歴史的、文化的な価値を認めます。しかし歌舞伎は松竹という一私企業が立派に運営をしています。

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