大相撲とヤクザ その3

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昨晩のTBSラジオ『DIG』のテーマ。

番組Prとしてはかなり踏み込んだつもりだったんでしょうが、パーソナリティーの力不足。消化不良で終わってしまった。

ゲスト出演の元関取栃桜関(高橋さん)の大胆証言を元に相撲協会が抱える課題が浮き彫りになるかと思えば全くそんな事は無く。元関取の社会性の無い(リアルな相撲界)発言にただ驚いているだけ。社会性の無さを指摘する事も出来なかった。

私が許せなかったのは元関取がヤクザが胴元の賭博をやって誰に迷惑をかけましたか?損しようが得しようが誰にも迷惑をかけていないでしょ、という発言。余りにも近視眼的。

その他問題発言は多々有りましたが、やはり相撲という興行が全国のヤクザの皆さんのしのぎになっていただろうし、財団法人相撲協会の理事の皆さん(相撲部屋の親方)がでかい図体で相撲を取るしか能が無い事、時代性、社会性に反応する能力は無い事が確認できた。

年寄株がもたらす拝金主義が諸悪の根源だと武田さんの解説にあったがその通りと思う。

現代社会に年寄株というカネでしか買えない権利が存在し、現役時代の実績や人間性、マネジメント能力とは関係の無いところで組織のヒエラルキーが生まれているのだから現在の状態は仕方のない事。集金能力に優れた元力士が組織の長になって行く。

たまたま国技と崇め奉られ、品行方正な姿を取り繕い、TVの中継画面だけの虚像で存在出来てれば良かったのに、現代社会は実像をも社会に露出させる。

今までが過保護過ぎたせいもあるが、時代に順応出来なかったってことです。

 

しかし最初の情報が検察から出ている、組織暴力団壊滅作戦のオペレーションの一部だって言われるとずいぶん弱いところを犠牲にするんだね~とやや同情。相撲取りの知的能力では国家権力に勝てそうにないモノな。

角界、芸能界と『ヤクザ』、政治家と『カネ』、経営者と『脱税』、聖職者と『色事』 当事者が関係無いふりをしてても誰もがそうは思っていない。

クリーンでオープンな社会ってもしかしたら住みにくい?

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