酒乱船長の暴走 尖閣問題その後

| コメント(1) | トラックバック(0)

マスコミS社サイトの藤田洋毅氏の署名記事によると逮捕された船長は地元では『習慣性酒精中毒(アルコール中毒)の酒鬼』で知られた人物で今回の14人の乗組員も臨時募集の初対面同士、船長に声を掛けたり注意したり出来る乗組員は一人もいないような状態だった、らしい。

何だかこれで日中間のゴタゴタ騒ぎのネタが割れたような気がする。

当初はまともに領海侵犯、公務執行妨害で船長を逮捕、拘留延長まで行った話が日本外交の弱腰から外交問題、政治的判断で釈放となり、菅サンや前原サン、仙谷さんが槍玉に上がった。色々と言いたい事はあったんでしょうがここは外交交渉、核心を突いたことは一言も言わずに時間を稼いだ。

中国当局も最初はまともに拳を振り上げた。過去の自民党政権はそれだけで上陸した中国人を釈放してしまった前例があるからそれに従うだろうと読んだ。しかし民主党政権は逮捕、拘留延長までして船長を追い込もうとした。

ここから中国当局は船長の地元を取材、石垣島に担当者を派遣して本人からも事情を聞いた。

そして双方の関係者は『酒乱船長』の乱暴狼藉の外郭をつかんだ。

しかしそんな酒の上での事実を公開するわけも無く、わが国の警察が釈放後は中国側はチャーター機を飛ばし、英雄として地元を上げて歓迎した。それがあのピースの写真。

外交の裏舞台では粛々と幕引き作業は進んでいた。

レアアースの禁輸は解け、菅サンは温家宝首相と廊下で会談し、漁業監視船はどこかにいなくなり、フジタの社員は解放された。

日中双方が互いの弱みを突くのを止め、早く時間が経てと時計の針を進めようとしている。

この記事で知ったもう一つの恐ろしい事、市場経済時代の漁民は恐れ知らず。国内外を問わず法律など一顧だにしない。豊漁が期待できる漁場があると耳にすれば即、飛び出す。今回の漁船も、台湾・広東沖を回ったが期待した漁獲が無かった。途中、ここ数年は不漁だった釣魚島周辺が今年は豊漁とのうわさを聞きつけた。釣魚島海域に向かうのは初めてだった。

市場経済の歴史が浅い中国ではこのようにルールやモラルが無いに等しいと言う事。

話せば分かる国ではない事、法治国家ではない事、民主主義がない事。

ノーベル平和賞に抗議をする国家なんです。

それでお隣の国と気が合うのね。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://kaishaseikatsu.jp/mt/mt-tb.cgi/300

コメント(1)

このビデオ、必見です。

コメントする

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にここのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)