中央通りの松坂屋の角を左折、みゆき通りを昭和通りに向かう。
いつもの私の通勤ルート。
昨年暮れからTEPCOのショウルームが取り壊され、飲食店のような内装工事が行われていた。
ビル外装にはスダレが張られ何か自然派風にビルの内外装ををしているなと思っていた。
1月の半ば過ぎに店頭にはお祝いの花が数十基立ち並び、久しぶりに銀座で大型レストランのオープンだ。
『巴馬(BAMA)ロハスカフェ』
ロハスって今どきまだ使うんだ、なおかつチャイニーズなんだ。
雑誌『ソトコト』と中国の新進企業が手を結び、かの国にリゾート開発を行うそうだ。その地が巴馬という長寿の村だそうです。
超成熟都市型生活者に『ロハス』のコンセプトは合うと思うけど、中国の田舎をリゾート開発して『ロハス』と言われても何だかな~。
ビジネスの成功を祈ります。
しかしこのお店、朝夕の私の通勤時間だけですがほとんどお客サンが入っていない。
ゆとりある80席の大型カフェにお客が数人、従業員は20人以上。
朝9時から(これも設定が中途半端です)ブレクファーストメニューでお粥を出しているらしいがほとんどお客サンがいない、厨房では10人以上の中華コックさんがランチの仕込みだろうか、忙しそうに働いている。ホールの従業員は手持無沙汰にボーっと立っているだけ。
銀座に集まる中国の観光客も全くターゲット外なんだろう、松坂屋周辺には大量の中国人が居るが、この店には誰も寄り付かない。日本人としては本場の中国人が集まって来るような店で食べたいと思うけどな。
ネットで調べてみてもまだ母数が少数だが苦言が多い。
オシャレなエントランスに立て看板が出て『粥』とだけオシャレに墨で大書したが効果が無いと見たか、最近は『朝かゆ 250円』と分かり易く(ダサく)書き直してしまった。
マネージャーの立ち上がり1ヶ月の超不振に対するプレッシャーは十分察します。
私の知らない休日のランチやディナーで十分商売が成り立っているのかもしれないし、私も一度実食してその味を確かめてみたいと思う。
それにしても中国の新進企業グループと日本の出版社とのジョイントベンチャー、文化、歴史観、金銭感覚の違いが表面化しないか心配です。尖閣問題もあるしね。
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